アトリエ
- 株式会社 ハッピーホリック大阪
- 8月22日
- 読了時間: 2分
更新日:8月23日

「夢を叶えた先に見えたもの」
想像することが楽しくて、なんでも作ってみることが大好きだった私は夢のデザイナーになった。学生時代から憧れていたクリエイティブな世界に足を踏み入れ、今では自分の手で形にしたデザインが誰かの目に触れる喜びを日々感じている。友人や家族からも「すごいね」と褒められることが増え、正直、少し誇らしい気持ちもある。
でも、正直に言うと、毎日が楽しい訳ではない。大好きな仕事であることは間違いないのに、時にはやりたくない作業や、締め切りに追われる焦燥感、クライアントとの意見のぶつかり合いに心が疲れることもある。デザインは自由で創造的なものと思っていたけれど、現実はそれだけではない。細かな修正依頼や、予算や納期の制約に縛られることも多く、理想と現実のギャップに戸惑う日もある。
そんな時、ふと自分に問いかける。「本当にデザイナーになりたかったのは、自分の作品で人を感動させたいからじゃなかったのか?」と。振り返れば、初めて誰かに作品を褒められた瞬間の胸の高鳴り、夜遅くまで没頭していた制作時間の楽しさ、それが原点にあったことを思い出す。
最近は、そんな日々の揺れの中でも、小さな喜びを意識して拾うようにしている。完成したデザインに自分でも「いい」と思える瞬間、チームでアイデアがひらめき合う瞬間、そしてクライアントが笑顔でありがとうと言ってくれる瞬間。これらは、夢を叶えたからこそ味わえる特別な経験だ。
完璧に毎日が楽しいわけではないけれど、それでもこの仕事を選んだ自分を誇りに思う。好きだからこそ、悩みも喜びも全てが深く感じられる。過去を振り返った今「夢を叶えた」続きを生きている。この先どうなるかはあの日と同じ。感動を作りたい。
だから今日もパソコンの前に座り、仕事をする。私は自分を信じている。夢は終わらなっていない。だってその続きを今私は生きているのだから。
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